2つの手を使おう―ウェルビーイングをつなぐ手―
みなさま,2022年明けましておめでとうございます。
2022年は2が並ぶ年ですね。この新年に,「人には2つの手がある。ひとつは,自分を助ける手,ひとつは,他人を助ける手である。」 という言葉でウェルビーイングをつなぐ話をお届けしたいと思います。
1 二つの手とオードリー・ヘップバーン
「2」というと,私には,まずこの言葉が思い出されます。
「人には2つの手がある。ひとつは,自分を助ける手,ひとつは,他人を助ける手である。」
詩人サム・レヴェンソンの詩で,大女優オードリー・ヘップバーンが,亡くなる直前のクリスマスに子どもたちに語った言葉とされています。
オードリー・ヘップバーンは,62歳に癌で亡くなるまで,20年以上にわたりユニセフ親善大使を務め,世界中の恵まれない子供たちの支援活動に尽くしました。最後の訪問は亡くなる4か月前,多くの子どもたちが厳しい貧困にあえぐソマリアでした。
その生き方をそのまま表したような,詩の言葉の優しさと強さに胸を打たれます。
と同時に,二つの手を使うことが,私たちがウェルビーイングにつないでいくことに,そbのまま繋がるんだ!と感じます。
2 二つの手とウェルビーイングの関係
ウェルビーイングとは,自分と他者との幸せが循環していることを体感している主観的な状態だと考えています。
自分が幸せであることもとても大事です。そして,自分の関わる人たちも幸せであってほしい。さらに,そのひとりひとりの幸せがつながることで,ウェルビーイングば世界を創っていくことができると思うのです。
自分と他者を助ける二つの手は,まさにウェルビーイングのための第一歩に他なりません。
3 小さなことでもOK
自分や他者を助ける,というと大げさに聞こえるかもしれません。でも,実際は,小さなことでもOK,いや,小さなことこそ大事です。
他者に対しては,
- 笑顔を見せる
- 道を譲り合う
- 言いかけたお礼を思い切って口にする
- レジではっきりとお礼を言う
- すれ違う人にそっと会釈をする
こうした日々の小さなことで,人は優しさを受け取りあって,幸せを感じるのです。
自分に対しては,
- 頑張った自分を寝る前に褒める
- ゆっくりとお茶を飲む
- 自分にダメ出ししそうになったら,大丈夫だよと言い換える
- 身体に感謝しながらストレッチする
こんな自分に対する態度が,自分を助ける手になります。そして,この繰り返しが,自分と他者の幸せを育て,世界のウェルビーイングを確実に高めていきます。
5 自分の手をどう使うかは自分が決める
自分の手は,自分のものです。自分の手をどう使うのか,すべては自分で決めることです。
みなさんは,2022年,この世界をちょっとウェルビーイングにするために,ご自分の手をどんなふうに使いますか?
ぜひ,自分を大切に,そして,他人を助ける手も惜しまずに,小さなことを重ねていきましょう。そうすることで,その手と手がつながり,ウェルビーイングな関係が広がっていくと信じてください。
ぜひ,2が連なる2022年も,あたたかいウェルビーイングな世界を一緒につないでいきましょう。
みなさまが,今年も優しさと愛にあふれるウェルビーイングな時間を過ごされますように❤