世界の片隅でウェルビーイングを叫ぶー常に当事者であることー

2021年08月15日

今日のブログは,8月15日にあたり,代表の私が戦後とウェルビーイングについて,世界人権宣言を片手に思うことを記すものです。 


戦後とは

戦後Post-warとは「その国または地域における最後の戦争が終わった状態」であり 日本は「戦後」76年を迎えました。 

76年。長いですね。 どれくらい長いかというと, 52年の私の人生の時間が,すっぽりと包まれるくらいに長いものです。 生れたときから「戦争を知らない子供たち」のひとりだった私もすっかり大人になりました。

 戦争のない時代に生まれ育って今を生きていることに とてつもないありがたみを感じるとともに 

これほど長く戦後が続いているのは 誰かの不断の努力の賜物に他ならないはずだ友もいます。 そして,その誰かとは, きっと,あなたであり,わたしであり、つまり私たちです。

私たちは平和の当時者である

 私たちは,何気ない日常においても,その心中にて平和を希求しています。

 76年にもわたる「戦後」の継続は,こうしたひとりひとりの思いがあらわれたもの であり,たとえ強く意識せずとも戦争の無い時間をつないできた当事者なのです。

 このことに,深い敬意と感謝を覚えるとともに, そのことを,わたしたちはもっと思いを致し 平和をつなぐ決意を述べてよいのではないかとも思います。 


世界の片隅でも愛と平和を叫ぼう

 平和・幸せ・愛。 多少の気恥ずかしさを伴えど、たとえ, 口にする瞬間に言いようのない躊躇を感じようとも そんな小さな自我をさて置き、 大事なものを大事だといえることはとても大切なことです。

 そして,その表明こそが,言論の自由が支える権利の行使なのです (と法律家っぽく言います、あえて言います)。


そして,ウェルビーイングについて


 ウェルビーイングの定義はさまざまですが ウェルビーイングでない状態をもたらすものははっきりしています。それは

 1戦争

 2病気 

3貧困 

です。

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」 

この憲法前文の一文を見て,いつも感じるのは「美」です。

 ことばの美しさは,人の心の美しさを端的に映し出す点にあるでしょう。

 わたしたちは,心中に存在する「真・善・美」をてらいなく信じてよいし,全ての人がそれを表す勇気を持ってよいし,それを常に保障されています。

そして,注目すべきは,憲法ながら「全世界」という言葉を用いているところ。

all members of the human family

  そこで,世界に視点を上げると

 世界人権宣言は,わたしたちを 「all members of the human family」と表し 

the foundation of freedom, justice and peace in the world 

世界の自由と正義と平和の基礎こそが 全人類のファミリーメンバーであるわたしたちにとって不可欠だと高らかに宣言しています。


わたしたちのウェルビーイング

 思うに ウェルビーイングは個人的な概念でもあり 同時に,常に,集合的なものです。 つまり,

ウェルビーイングを目指すということは 「わたし」や「あなた」個人の善き状態を目指すと同時に 地球上のすべての「わたしたち」のウェルビーイングを志向し大切にすると決意することなのです。


 生きとし生けるものが戦争と疾病と貧困から免れ,ウェルビーイングであるように

 ここに,改めて心から祈るとともに,  これを希求する思いを自分の中に明確にして この時間を生きていきたいと思います。



 

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